最近のマンションの浴槽には、断熱材を使わなくても浴槽の素材自体の断熱性が高いため、お湯が冷めにくいという製品もある。浴槽は、大きさやデザインだけでなく、保温力も問題にされる時代なのだ。保温力を高めた浴槽は、メーカーによっていろいろな断熱材を用いている。しかし、その効果は似ており、6時間経っても湯温は2度くらいしか上がらないとされる。つまり、沸かしてから、6時間くらいは適温を保つことが可能となる。湯船のフタを開けた瞬間、「お湯が温かい!」と実感ができるのは、うれしいもの。気分のよい工夫というわけだ。従来の浴槽の場合、適温を保つのは春や秋で2時間程度とされた。それが、3倍も長くなるため、光熱費の節約にもつながる。このほか、お湯を供給するためのガス給湯器や電気式温水器、いわゆる熱源機の機能が高まり、有利な料金システムと組み合わせることで毎月の光熱費が安く済むという工夫も進んでいる。それが、東京ガスの「エコジョーズ」や東京電力の「エコキュート」に代表されるシステム。以前のエアコンや冷蔵庫は電気代が高かったが、新型になればなるほど電気代は安く済み、性能面も向上している。それと同じことが熱源機にも生じているわけだ。