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幼児期から多様な環境で育つことの重要性

足の不自由な人を見て、子どもが「あの人、どうしたの?」と母親に尋ねている。その子どもは、足が不自由で車椅子を利用している人と乳幼児期から関わってきていないので、そのような質問を発したのであろう。保育士養成系の短期大学で学ぶある学生が、知的障害者施設での実習終了後、「自分たちは今までなぜ、知的な障がいのある人と接する機会がなかったのだろうか」と疑問を呈したことがある。また一方、私は次のようなエピソードを見回したことがある。小学校に入学したときからクラスに障がい児はいるか、外国人はあまり居住していない地域の子どもが転居した。転居先では、外国人が多く居住し、外国人児童は多く在籍するが、障がい児とはあまり接点のない学校に転入した。母親は、その子どもが転校前の学校の友人に電話で次のような話をしているのを耳にしたという。「こちらでは外国人がふつうに街を歩いているのだよ。クラスにも外国人の子がいて、今日話をしたのだよ。すごいだろう」。逆に、転入先の小学校で行われた福祉体験学習では、他の児童が車椅子をうまく操作できないのに、その児童は車椅子介助などには慣れ、障がい者に対しては自然な態度で接しているのである。このエピソードからも、乳幼児期から多様な環境で育つことの重要性が理解できる。多文化共生社会における教育を考える際、どの年齢段階であっても適切な配慮がなされなければならないが、可塑性を考えると、とりわけ幼児期は重要である。ダーマン・スパークスは、子どもは3歳まで(ときとしてもっと早期)に、社会規範言に影響されている兆候を示しており、また、他者に対し性や人種や障がいについて「偏見」を示す可能性があると述べている。

[参考サイトのご紹介]
保育士・幼稚園教諭の専門学校
http://www.seitoku.jp/kttcsu/