プリウスはことによると、次の時代の高級車をイメージさせるものを持っている。単なる好燃費車ということだけでなく、その独特の静かさが素晴らしいのだ。停止すると同時にエンジンが切れ、発進してしばらくするとエンジンが始動するのだが、そのモーターとエンジンの切り換えのマネージメントが、実にうまくおこなわれている。都会で乗っていても静かだし、地方の田舎道を走っていて、信号などで停止すると、ピタッとエンジンが止まり、鳥の声、虫の声が聞こえてきたりする。
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ここらあたりほんとうに不思議なクルマだ。クラウンあたりの上級車をこのハイブリッドシステムで作ると、おそらくほぼ無音室に近いようなクルマが生まれるのではないか。クルマから音というものをいっさい消してしまいたいトヨタは、プリウスを静かにさせることに鬼のような執念を燃やしており、例の回生制動のヒューンという音すら低減しようと努力している。プリウスは外見こそ変わっていないが、その内容は相当改良されており、初期型のプリウスに比べて、あらゆる面で違和感が打ち消され、乗用車としての完成度を高めてきた。肝心の燃費もエンジン、モーターのトルクを高めたおかげでさらによくなった。プリウスを考えていた皆さんには、そろそろ買い時ですヨと言っておこう。