多くの新興動画投稿サイトもサービスを開始するにあたり、膨れあがるインフラコストなどの事情は十分理解しているはずです。しかし、彼らはそれでもビジネスを立ち上げて多くのユーザーを集めようと努力します。そこには何か戦略があるのでしょか。実は彼らの多くは、「ユーザーを集めて大手企業に売却」というビジネスモデルを描いているのだと思います。YouTubeがGoogleに買収される2ヶ月ほど前、投稿動画サイトとしては初の大型買収がありました。ソニー・ピクチャーズがGrouperという動画投稿サイトを6500万ドルで買収したのです。ソニー・ピクチャーズとしては、今後の成長性が見込まれるネット上の動画市場に進出するにあたり、自社でサービスを1から立ち上げるよりも、既成の動画サービスを買収することで、時間とコストの節約を狙ったものと思われます。そして、YouTubeとGoogleの大型買収があり、前述のようにmetacafeにも買収の噂が出ています。つまり、新興の動画サイトとしては、独自の特徴的サービスや技術力を背景にして短期間でユーザーを集め、既存のメディア大手企業や有名ネット企業などに身売りしてしまうというのが、目標でありビジネスモデルなのかもしれません。今後も成長が見込まれるネットの動画市場だけに、大手企業はこれからも買収戦略により、新たな参入や事業の拡大を狙ってくるものと思われます。並み居る動画サイトである程度の地位を確立しておけば、第2、第3のYouTubeになれる可能性があるというわけです。
[参考情報]
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