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通塾エリアはどこまで?

どれくらい遠くまでなら塾に通えるのかを考えておきたい。公立小学校では頼りにならないから塾に通わせたいというのが入塾を検討している理由とはいえ、子どもの生活のベースになるのはやはり学校だ。身体の成長や健康面を考えると、まず確保しなければいけないのが睡眠時間。つまり就寝させたい時間から逆算して、帰宅時間はもちろん、帰宅後に家でこなさなければいけない勉強がどれぐらいの時間を要するものかを知っておくことが必要になる。だから塾選びの段階で、塾の勉強の予習または復習に一日何分程度割かれるものなのかを塾見学で行った先で確認しておかなければいけない。塾の授業が終わる時間とあわせて、塾からの宿題や予習、復習を自宅で行うための時間が大体どの程度必要なのかを塾側に聞いておこう。通い始めとなる四年生段階では「片道三〇分以内で収めておこう」というのが一般的なようだ。もちろん近ければ近いに越したことはない。都内私立中学御三家に合格した親子は「塾選びの決め手になったのは、夕食を家でとることができる時間に授業が終わるかどうか」と話すケースがあった。同様の話は近畿圏の難関中学合格者親子でも聞かれた。やはり家族で一緒に食事をするのは大切だ。もちろん学年が上がって入試が近づいてくるころになると、彼らも弁当持参に切り替わったというが、それでも四年生段階で家族の夕食が済んだ頃に帰宅しなければいけないような長時間の通塾は、結果的には早くから子どもを疲れさせてしまうことになる。塾への送り迎えの問題もある。今どきは、塾が終わる時間帯に小学生が一人で歩くのは危険だ。そうなると、親が迎えに行くことになる。電車を使った通塾となれば、塾から最寄りの駅までは塾が責任を持つとしても、駅と自宅の間は親が責任を持たざるを得ない。その場合、八時、九時に迎えに行くことができるのかといった問題も考えておかなければならないだろう。学年が上がって、塾の終わる時間が遅くなったら迎えに行けなくなった、ということでは子どもは困ってしまう。突然塾を替えるわけにもいかない。子どもが楽しんで塾に通っているのであれば通塾エリアが近くなくてもいいかもしれないが、基本はできるだけ自宅から近くて通いやすい塾に決めるほうがいいだろう。

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