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エステに対する不信感を吹き飛ばす

エレベーターを降りると、正面にガラス張りの戸があって、その手前に下駄箱があったのでスリッパに履き替えた。「こんにちは」入り口の戸を開けながら、恐る恐る中をのぞくと人は誰もいない。扉の向こうはすぐ待合室になっていて、右手に他のサロンと同様にカウンターがあった。某エステサロンに電話をかけたとき、他のサロンとは全く違う受け答えに私は驚いた。丁寧な言葉遣いは同じなのだが、歯切れがよくてとにかく元気で明るかった。だから、そこに行けば楽しいのではないかとさえ感じさせられた。そして電話ではあまり話もできないので、某エステサロンのほうに遊びに来ないかと言われた。他のサロンとは違う気取りのない対応は、エステに対する不信感を吹き飛ばした。「こんにちは!」入り口の戸のちょうど正面にある扉の向こうから、2〜3人の元気な声が一斉に聞こえてきた。「こんにちは!○○さんね?お待ちしていましたよお!」扉から小柄で色白な女性が元気よく出てきた。満面に笑みを浮かべ、心の底からあなたが来るのを待っていたという感じに受け取れた。室内は他のサロンのように一流ホテルを想像させるものではなく、普通のオフィスと同じ造りだったが、スタッフの様子からも分かるように、某エステサロンは活気に満ちあふれていた。「そこに座って、待っていてください」上に白い制服を着て、下は黒いスパッツをはいた女性は、元気よくそう言うと女性誌を待合室のテーブルの上に置いて、また奥の部屋に入って行った。―すっごい元気だなあ。私の従業員にも見習わせたいと思うほど、元気で明るいその女性は輝いて見えた。もうそれだけでここに来てよかったと思えてくる。
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