Uさんが私どものもとに相談にこられたのは二年前のことでした。なるべく負担の少ない形で土地を活用し、収益を上げて将来への不安を解消したいというご希望でした。それにしても、Uさんがアパートの建設を踏みとどまったことは賢明でした。多額の借入は気苦労を増やすだけではありません。万が一、入院費用などまとまったお金の必要が生じた場合、仮に土地と建物を売却して現金化することができても、それを借入金の返済にあててしまえば手元に残るお金はほとんどありません。
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検討の結果、Uさんは駐車場の一部を売却し、それを資金に、残りの土地に三棟の戸建賃貸住宅(分譲仕様)を建てることに決めました。供給過剰に陥っている賃貸住宅市場でも、戸建住宅は約八割という高いニーズのある分野です。立地をはじめとする諸条件、Uさんの希望などを勘案すると、それがベストな選択であるとの結論が導かれたのです。