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女を元気にするのは、周囲の視線と関心だった

オシャレに疲れてしまう最大の原因は、着る服着る服がイマイチ似合わずに、自分かキレイになれないから、と言った。じゃあキレイになれないことをどこでどう確認しているのかと言えば、じつは周囲の反応。女はいつも見るともなしに「周囲の反応」を見ていて、今日の服がどうだったか、自分に似合っているか、そもそも今日の自分はキレイかどうか、その反応の度合で何となく判断しているのだ。オフィスや外出先で、「それどこの?」と聞かれれば、その日のオシャレは一応成功ということになるわけだし、街を歩いていて、男の視線をどこかにちゃんと感じれば、今日の服が自分に似合っていてしかもちゃんとキレイということになる。不思議なもので、どんな美人でも、どんなに目立つタイプでも、視線が集まらない日は見事に集まらない。それは、単純にパッとせず、また服が似合ってもいないから、オーラがまったく出てないことを残酷に物語る。むしろそういうふうに、お世辞も誇張もない街の視線を材料にして、自分のオシャレを的確に自己批判できる人が、早々センスを磨き、早々キレイにもなると言ってもいい。だから逆に、視線が来なくなると、いつも視線を集めるタイプほど落ちこみ、今までの疲れがどっと出て、オシャレの意欲を失うのである。いっそここは、視線を取りもどすような「賭け」に出てみないか?今までのテイストの服で視線を呼べなくなるのは、何かが少しずつズレてきているのかもしれない。思い切って、未体験の服を着てみてもいいのではないか。今までがロマンティックなら、少しマスキュランなものを。今までがコンサバなら、少しモードな服を……。オシャレには「周囲が何と言おうと自分がその服で満足ならそれで良しとする」という考え方もあるにはある。でもそうなるのはもっと経験を積んでからでいい。いや十分な経験を積んでからでないと野暮になる。若いうちは周囲の反応と街の視線をどこまでも意識すべき。その視線が面白いようにポンと返ってくるようになると元気も出る。今の服でダメなら、思い切って変えてみよう。それをやっても、まだ失敗しない年齢のうちに。