アーカイブ

英語版と日本語版の両方がある

「雑誌はどうですか?TheEconomistがいいと聞きましたが……」「よさそうですね。でも、私はNewsweekです。英語版と日本語版の両方があるから、便利なんです。私の場合、海外ニュースを日本語に訳すという仕事が多いでしょう。国際経済や政治、外交、軍事などについては日本の新聞や雑誌でも取り上げていますからこと足りるんですけど、アメリカの国内ニュース。たとえば中絶問題や黒人問題、公民権法、裁判関連のものなどは、日本ではあまりとりあげていない、今回のロス暴動のように大事件に発展するまではね。中絶問題なら、『ロー対ウエート』といえば、1973年の最高裁による『中絶合憲判決』のことなんだ、“viabilitytest”といえば、胎児が母親の子宮の外でも生きられるかどうかを見る、『生存能力テスト』のことなんだ、“prochoice”は『選択賛成派』、つまり『中絶権擁護派』のことなんだ、なんて今でこそ日本の新聞でもときどき目にしますが、2〜3年前はほとんど何もなかったんですよ。そんな時、Newsweekの日本語版はとても役に立つんです。その週にアメリカで起こったメジャーなニュースが、アメリカ人の視点から書かれている。それをほとんどそのまま訳したのがNewsweek日本語版ですから。訳語で迷った時に重宝させてもらっています」。