一九八五〜九〇年のトヨタ自動車の製品単価の上昇率は九五%で、円高率は六四%であるから、三〇%以上が円ペースでの製品単価アップである。また、一九九〇〜九六年ではドルペース製品単価上昇率は八七%で、円高率は三三%であるから、円ペースの製品単価上昇率は五〇%であった。トヨタ自動車の製品単価アップは為替の影響だけでなく、企業努力が大きかったことはこの点でわかる。自動車メーカーの製品単価アップは自動車そのものの機能強化による製品単価アップとプロダクトミックス(生産・販売製品の組み合わせ、たとえば価格の安いカローラの販売構成比を下げて、価格の高いセルシオの構成比を上げると製品単価は全体でアップする)の変化に依存している。
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